水分補給
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授業対象=中学生
実施=2020年6月実施予定


2020.5.18


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全体像


教材


@ 人の体(成人男性)の60%は水分で作られています。体重が60kgとすれば、36kgが水分というわけです。水分量が全体の5%がなくなると脱水症状や熱中症の症状が現れ、10%で筋肉の痙攣や循環不全が起きてしまいます。高齢者は脳梗塞や心筋梗塞になったりします。ところが、普通に生活しているだけで、尿や便で1.6L(リットル)、呼吸や汗で0.9L、合計で2.5Lもの水分が体外に失われています。また夏の暑い日には大量の汗をかくため、一日に4L以上もの水分が失われることもあるのです。食事や体内でつくられる水分が1.5Lあるので、汗をかく夏場はあと2.5L(ペットボトル5本分)は水分補給が必要です。

A 水分補給なんかめんどくさいから、いっそのこと大量に飲んで、脱水しないようにすればいいんじゃない? というと、これもまたダメなんです。行きすぎた水分補給は、血液中のナトリウム濃度が低下して血液が薄まる状態「低ナトリウム血症」になってしまいます。そうなると、嘔吐や痙攣、意識混濁を引き起こす「水中毒」になり、最悪の場合、死んでしまうこともあります。

B 水分なら何でもいいか? というと、炭酸飲料・ジュース類はできるだけ避けるべきです。ペットボトル一本には、多い商品で糖分(砂糖)が、角砂糖12個〜16個入っています。健康維持のための水分補給が健康を害することになってしまいます。ミネラルウォーター、お茶、水で薄めたスポーツドリンク(ペットボトル一本に角砂糖5〜8個)など、健康に留意した飲み物にすべきです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
「新型コロナウイルス」


課題はオンライン授業。

新型コロナウイルス感染症により
臨時休校が続きました。
授業の遅れが問題となっています。
これを打開する手だての一つが
オンライン授業(遠隔授業)が注目され
導入されている学校もあります。
この是非について
静との皆さんに自分なりの意見をまとめ
プレゼンしてもらいます。


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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